最大の得意技を、最小範囲に適用せよ!

「法人掌當」とは切っても切れない手相も、習得の要領は同じです。

失業中で生活に困っている「あなた」は、ある日ハローワークから怪しげな依頼を受けます。『地下4階特別室デ【法人】ナル存在ノ相談ニ乗ルコト。尚、ソノ部屋デノ会話・行為等、一切ノ出来事ハ口外厳禁』危険を感じながらも生活苦のためその依頼を引き受けた

初めのうちは手のひらを見ても、ゴチャゴチャした線が一杯で見るべきポイントが絞れない。
絞ってはみても解釈が合っているのか自信が持てない。
いざ解釈してしゃべってみたら、全然あたっていない。
そして早い段階で挫折してしまう。
それは、一度に全体を見て対処しようとするからです。

鑑定の実力は大概、線の解釈とトーク力の総和で決まることが多い。

そこで、理解している線の数が少ないなら、その部分のトーク展開のバリエーションを増やします。

そうやって局所的な徹底強化を図り、とにかくコミュニケーションを成功させた実績を積むほうが習得の早道なのです(ちなみに、「トーク力」とは「トーク量」ではありません)。

生命線だけとか、恋愛と結婚に関係する線とか、まずはひとつの見方をメインにして得意技を持ち、それだけに集中して見ているうちに、周りの線の見分けがつくようになる。

初心者はそういう練習を積めるパターンを見つけ、最初にそれを実践することで、手相鑑定は上達するはずです。