最大の得意技を、最小範囲に適用せよ!

ただし、英語を習得しても、手相鑑定ができるようになっても、それを『技術者』とは表現しません。

英語なら「達人」「ネイティブ並み」、占いなら「占いの人」「○○の母(父)」など、術を弄するわりには技を持たぬがごとく、違った呼ばれ方をします。

そしてデータベースについても、機械に命令を出す技術を持つと技術者と言われますが、技術者に命令を出して要望どおりのシステムツールを作らせることができても、その行為は「アイデア」などと表現され、仕掛けた人が技術者と呼ばれることは、やはりありません。

つまり、データそのものを読みこなして企業活動に役立てることができても、それは技術とは認識されないと考えた方が良い。
ということは、いくら高いレベルで使いこなせても、それは日常業務の範疇と見られてしまいます。

当然、目立った評価もされずにインセンティブもない。
こうなると、わざわざ頑張って「習得しよう」と思うような対象にはならないでしょう。