会社の至宝『行動記録』を読みこなせ!

データに機能を持たせたり演算させたりすることはITエンジニアの仕事ですが、彼らが扱うデータそのものは、せんじ詰めれば個々人の行動記録のようなものです。

雨にも負けず風にも負けず、懸命の頑張りで稼いだ売上の『納品書データ』とか、経理部が購買担当と共に重ねた苦心の果てに見つけた“リースバック方式”による調達処理の『仕訳データ』とか、その誕生過程にまで思いをはせると実に多彩な歴史や人間模様が描かれているのが、我々IT素人が使いこなすべき企業内データベースです。

そんな、関わった人々の想いタップリなデータの塊を、ヒト対ヒトのハイタッチな場面に活かして独自の価値を生むことにかけては、デジタル思考に秀でたエンジニアよりも、むしろIT素人の方が長けているでしょう。