第4回 <社長が楽しむ『仕事』、プレイヤーが楽しむ『ゲーム』>

働き甲斐があるから努力し、その結果が収入に跳ね返ってくるのは、プロが感じる張り合いのひとつに数えられるでしょう。

特に、オーナー経営者が持つ自社への愛着はモチベーションの源泉になるでしょう。
克己心や創造性、そして人との縁。
正に、仕事=人生というレベルに昇華することは、経験者はよくご存じのことと思います。

「社員にこの感覚を持たせられればなぁ」と思うことも多いでしょう。

しかし、それが難しいこともまた、経験者にはよくわかっていることです。

社員が本当にこの感覚を持つようになれば、独立して出て行ってしまう人材が何人いることか……。

だから、社員用の達成基準(評価)と報酬(給与)で代用しようと、給与の制度が作られるのが一般的です。