経営者・管理者がカウンセラーになる方法

次に、もう一つのタイプについてお話します。

B.わかろうとする
→ 共感的理解。他人に上手く表現できない真のニーズ重視。
  解決までの道筋を共に探し、実行へ導く。
  相談者が自分自身で理解したように感じる対話が多い。

相談者の情報重視型(B)のほうは、相談者から見えている光景を共に感じ、そこを起点に解決への動線を決めていくため、ピント外れな対応は少なくなります。
実施してみてどうなったかの効果測定も、元々の立ち位置を把握しているので理解しやすく、軌道修正もしやすい。

何よりも、相談者の情報重視ということは、解決へのリソースが相談者自身の内側にあるので、アプローチ方法は無限と言って良いほどあります。
解決の糸口になる情報を最も豊富に持っているのが、相談者自身だからです。

(Bの代表的実践方法には『ノンディレクティブ・リスニング』などのテクニックがあるので、興味のある方は検索してみてください)