弱者のデータベース戦略 ~ 勇者を目指すか? 魔法使いになるか?

「データベースを使いこなしたい」と望む声は多い。私も随分多くの方からそれを聞きました。

ただ残念なことに、自分が望む姿を正しくイメージできる人には出会ったことがありません。

ということは、何から手を付ければ習得できるかのプランが無く、取り掛かれないということですね。

実はこの人たちが求めているのは、データベースを使いこなすことではなく、データベースと自分の目的との因果関係を知ることだったりします。

だからといって、やみくもにデータベースの勉強を始めることはお勧めしません。

必要なのはAccessのオブジェクトやSQLの言語、又は正規化の概念などではなく、自分がデータベースを使うプランと、その成果のイメージです。

それが無いままデータベースに関わっていくと、学びたいあなたの希望ではなくて、教える側の都合で時間やお金を浪費することになってしまいます。

「データベースを使いたい」と聞くと、短絡的に「データベースの理論と技術」を詰め込もうとする人は多い。

でも、経営者または管理者であるあなたの、真のニーズはそんなことではない。